日本語入力でスラッシュ・バックスラッシュを入力する/キャップスロックで英字を入力/ことえり補強辞書などサードパーティ辞書データをYosemiteで利用する方法(多分El Capitanでも可)
ことえり死亡後のMacの日本語インプットメソードについて、例によって小ネタTips三本立てだよ。
先ずは日本語キーボードを使っている時に誰でも感じるMacの不満。
1)バックスラッシュの入力ができない件
英数入力でバックスラッシュを入力しても「¥マーク」になってしまう。
どうせWebとかでは¥マークに化けるんだからそのままでも別に構わないのだが、
テキストの時は
\\WinMachine\Windows\System32
という具合にちゃんとバックスラッシュで表示したい時がある。
この時に日本語入力で全角バックスラッシュも半角バックスラッシュも英数バックスラッシュも入力可能だ。
先日のユーザ辞書問題を解決するためにあちこちいじっていてこんな設定があるのを見つけた
システム環境設定のキーボードペインの中の入力ソースタブに入る
ここにキーボードの/キーや¥キーで中黒を入力するかスラッシュを入力するか
円マークを入力するかバックスラッシュを入力するかの選択がある
スラッシュやバックスラッシュを設定してもoptionキーを
押しながら¥キーや/キーを押したら設定と逆の文字が打てる
スラッシュ、バックスラッシュを頻繁に使う人はここの設定を変えたほうが楽になるはずだ
その2
2)キャップスロックで英数文字・カタカナを打ち分ける
同じくシステム環境設定のキーボードの中の入力ソースタブにはキャップスロックの振る舞いの設定もある
Macの場合キャップスロックは役に立たなくて邪魔になるだけの盲腸みたいなもんだとして
殺して使っているユーザも多いと思うがこの設定で少し使えるようになるかもしれない
ここで英字かカナを選択できるので英字入力が必要な人は役に立つかも
願わくば半角カナとかもう少し選択肢が増えればもっと役に立つと思うのだが…
今のところMacにとってキャップスロックは相変わらず盲腸でしかない
小ネタその3
3)Yosemite(そして多分El Capitanでも)で昔のOS9向けのことえり補強辞書など各種サードパーティ辞書を使えるようにする
Mac向けの日本語インプットメソードはいろいろあるにもかかわらずことえりにこだわってきたのは鍛えに鍛え抜いたユーザ辞書を活用したいということもあるし昔から集めて便利に使っていたサードパーティのことえり補強辞書を使いたいという理由も大きかった。
それがMavericksから日本語辞書の扱いが大きく変更されて、サードパーティ辞書が無効になってしまった。
しばらく不便な思いをしていたが、これもNADなどの作者さんのサイトなどにちゃんと利用法が書いてあったのを見ていなかったのが悪い。
以下の方法でOS9時代の辞書もちゃんと現役のYosemiteや多分最新のEl Capitanでも使える。
ただしNADさんの解説によるとYosemite以降は普通辞書はそのまま使えるが、指定変換辞書はやはり無効になっているとのこと。
昔から使っていることえり補強辞書各種のファイルは~/Library/Dictionariesに残っている
外来語を英字で入力するとか四文字熟語辞書とか便利な辞書がたくさんあった
これがMavericks以降使えなくなっていたが使うには辞書フォルダに.dictという拡張子をつける
これを先ほどのシステム環境設定のキーボードの
入力ソースタブの中の追加辞書のリストにドロップする
するとしばらく読み込みが続いて~/Library/Dictionaries/JapaneseInputMethod
の中に同名の.dictionarydataファイルができている
作者サイトに解説があった通りすべてが変換できるわけではないがかなり救うことができた
古いユーザ辞書.plistデータも読み込まれるとここに保存される
例えば外来語を入力すると言語のスペルを入力してくれる
NADのカタカナ語辞書なんてもの凄く重宝しているのだが
これがMavericks以降すべて小文字しか変換候補に現れなくなった
このように頭文字のみ大文字の言語が一発で変換できる辞書は本当に重宝する
MacのライブラリフォルダをLibraryと打ちたいのに小文字で変換して
わざわざ頭文字を大文字のLに直す手間が「最初からLibraryとタイプしても手間は一緒」
と情けない感じだったが一発で入力できるようになったのが本当に嬉しい